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annnnnakamura

3. 記録用グラフを作ろう

前回の記事で,BIOPACの測定のベースとなるAcqknowledgeを開くことができました。

今回は,Acqknowledge上で測定・記録を行う上で必要なグラフの作成方法についてまとめます。



手順


手順1. Ackknowledgeを開く。


手順2. GUIの上部(黄色のエリア)で「Create/Record a new experiment」を選択した上で,画面中央で

「Create empty graph」を選択する(画像参照)。OKすることで作成画面に進む。

手順3.作成画面では,Analog, Digital, Calculationの三種類のチャンネルの指定を行う(上に三つに対応するタブがある)。最初は自動的にAnalogチャンネルを選択する画面が出るので,測定に使用するアンプの名称に対応する選択肢を選ぶ。例えば,筋電図であれば「EMG100C and EMG100C-MRI」を選択するケースが多いと思われる。似たような名前のものが多いので,間違えないように注意する。なお,Analogチャンネルを二つ以上追加したい場合には,画面左上あたりの「Add New Module」のボタンから追加することができる。


手順4.Analogチャンネルの追加の際には,アンプ上部についているチャンネル番号と,AcqKnowledge上でのチャンネル番号が対応することを確認する必要があることに注意する。


アンプ上部のチャンネル番号(つまみを動かして調整する)↓

AcqKnowledge上でのチャンネル番号↓


手順5.次に,Digitalのタブを選ぶ。環境によって違う可能性があるが,筆者の環境だとD8とD12を選択しておくとうまくイベントマークがでる。必ずAcquire, Plot, Valueの三つすべてにチェックを入れる。これによってイベントマークが記録シートに反映される。ただし,機械のきまぐれで他のチャンネルでないとイベントマークがでなくなることがあるので,その際には全部のチャンネルを選択して,どこにイベントマークが出ているかを確認するなどします。。


手順6.次に,必要に応じてCalculationのタブを選択する。これはデータ解析の方法や目的によって異なるため,ここでは例として,筋電図データのローデータと別に,積分値を表示するチャンネルを作成する場合に選択するものを画像に示した。

手順7.続けて30分以上測定する可能性がある場合には,左のメニューから「Length/Rate」を開き,Acquisition Timeを伸ばす。デフォルトは1800秒になっている。


手順8.記録用グラフの内容が確定したら,空のグラフをテンプレート(.gtlファイル)として保存する。次に同じ記録用グラフのテンプレートを使いたい場合には,最初の画面で「Use recent graph template」から該当するファイルを選択する。これによって,毎回同じグラフを使って記録を行うことができるようになる。



上手くいくと・・・

  • 記録用グラフを開くことができる!

  • 例えばAnalogチャンネルとして筋電図を2チャンネル,イベントマークとしてDigitalチャンネルを1チャンネル,CalculationチャンネルとしてAnalogチャンネルのそれぞれに対応する2チャンネルを作成した場合,以下のような画面になる。チャンネル数によって行数は変わってくるものの,概ねの見た目はこのようになる。

  • 左上の「start/stop」ボタンをクリックすると,各行のデータが表示される。


次回はイベントマークを出す方法です。鬼門…!

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