BIOPACでの測定環境の構築は,まず測定・記録を行うためのソフトウェア(Acqknowledge)を開くことから始まります。今回は,Acqknowledgeを開くまでについてまとめます。
必要なもの
※画像は上から,アンプ前面の様子,アンプ背面の様子,データ記録用PC周りの様子です。
(A) BIOPAC MP160スマートアンプ × 1
2022年1月18日現在の最新アンプがMP160のため,そちらで説明していきます。
(B) BIOPAC MP160の電源ケーブル × 1 (A) MP160を三口コンセントに接続する(画像二枚目参照)。測定の際にこのケーブル以外のものを同系統のコンセントに接続するとノイズが乗るので注意が必要。
(C) データ記録用PC × 1 ハイスペックでなくても,通常のノートPCであればデータの質には影響しない。
(D) iLokのUSBドングル × 1 ライセンスに紐づき,(C) データ記録用PCに差すことで,測定・記録用ソフトウェアAcqKnowledgeにアクセスできる(画像三枚目参照)。命よりも大事。
(E) 有線LANケーブル × 1
(A) MP160と(C) データ記録用PCを繋げる。
クロスタイプが推奨されるらしい(zeroCsevenさん情報)が,普通のもので支障はないとのこと。
(F) 必要に応じて:蓄電池 × 1 (C) データ記録用PCの給電を目的とするもの。三口コンセントになっていれば,シールドルーム内のコンセントに指しても測定データのノイズにならないこともあり,その場合には蓄電池は必要ない。
事前に必要な作業
(C) データ記録用PCとして初めて使用するPCの場合には,iLokのダウンロード用USB(ドングルとは別の黒いUSB)からAcqKnowledgeをPCにダウンロードする。二回目以降はドングルだけ差せばAcqKnowledgeを開くことができる。ダウンロード用USBは,ドングル替わりにも使用できる。が,命より大事なドングルよりも大事なので,普段使いにはしない方がよい。
注意事項
アンプの順番は写真の通りに。接続端子の関係で,順番通りでないと繋げることができません。各モダリティのアンプは右に繋げていく
(E) 有線LANで(A) MP160と(C) データ記録用PCを繋げてから,(A) MP160の電源を入れる。繋げてからMP160の電源を入れないと,データ記録用PCがBIOPACを認識せず,BIOPACが認識されないとAcqKnowledgeの測定画面を開くことができない。
実験実施時に (C) データ記録用PCの画面が参加者から見えない位置に設置するとよい。
上手くつながると…
データ記録用PCでAcqKnowledgeを開くことができる!こんな画面↓
トラブルシューティング
問題1:下のような画面が出て,Analyze onlyとして開くことを推奨される
対応1:データ記録用PCがMP160(スマートアンプ)を認識していないので,接続を確認しましょう。
(A) MP160と(C) データ記録用PCが(E)有線LANで接続されていることを確認する。
(E)有線LANが適切に接続されている状態で,(A) MP160の電源が入っていることを確認する。
※他にもトラブルが生じたケースがありましたら,どうぞお教えください。追記していきます。
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