必要なもの
※画像は,上から,アンプ前面の様子,アンプと行動実験用PC繋げるコード周りの様子,アンプ背面の様子をです。
(A) デジタル・インタフェース:STP100C × 1
:http://biopac-sys.jp/products/stp100c/
(B) 行動実験用PC × 1 :心理実験を行うためのPC。刺激を提示している時間を記録するため,実験課題にはイベントマークのプログラムを含める必要あり。
(C) イベントマーキング用USB-TTL変換アダプタ × 1 :(B) 課題呈示用PCから(A) デジタル・インタフェースにイベントマークを届けるためのハブ(https://www.biopac.com/product/usb-ttl/)。他にも選択肢があるらしいが、BIOPAC推奨のものでこちらを使用していて現状問題はない。
(D) リボンケーブル:D-SUB25PIN × 1 :(A) デジタル・インタフェースと(C) USB-TTL変換アダプタを繋げるもの。デジタルインタフェースに付属してくる。
(E) USBケーブル(USB-Aオス,USB-Bオス)× 1 :(B) 行動実験用PCと(C) USB-TTL変換アダプタを繋げるもの
(F) The Black Box ToolKit インストールCD × 1
:イベントマークを出すためのソフト(USB TTL Module)のインストールを行うためのもの。説明書(USB TTL Manual)が付属されている。
事前に必要な作業①
必要ソフトのダウンロードと行動実験用PCの設定調整
(B) 行動実験用PCとして新しいPCを使用する際には,The Black Box ToolKit インストールCDを用いて,「BBTK USB TTL Module」というソフトをダウンロードする必要あり。これによって,USB TTL Moduleを使用することができるようになる。
(B) 行動実験用PCの設定を少しいじる必要あり(詳細はUSB TTL Manualの2.3 Configuring the Serial Port Driverを参照のこと)。ざっくり言うと,行動実験用PCから信号を発する時間の間隔(latency)を短くすることで,より正確にイベントマークを発することができるような設定をする。この設定をしないと,(C) USB-TTLアダプタが正常に動かない。この時,COMの番号に何が設定されているかを覚えておく。
事前に必要な作業②
実験プログラムにイベントマークを実装する(PsychoPyの場合)
実験課題内にイベントマークを実装する必要がある(イベントマークが必要な理由はこちらの記事を参照)。
ここでは,PsychoPyでの実験作成を例として説明する。EPRIMEとMATLABを用いる場合には,PsychoPyと同様に「BBTK USB TTL Module」のマニュアルにコードのサンプルがあるので,そちらを参照すると作りやすい。なお,イベントマーク用のコードを含めると,BIOPACと繋いでいないオフライン状態で動かなくなるので,課題がある程度固まってからコードを入れた方が良い。
イベントマークを入れたいものをRoutineとして独立させる。例えば刺激の間の顔筋電を測定したいなら,刺激提示を一つのRoutineとする。一つのRoutine内で刺激と反応を同時に取るような設計にしない。
codeコンポーネントを追加し,Routine内の一番上に持ってくる(下の画像参照)
実験開始時・Routine開始時・Routine終了時のそれぞれコードを入れる。刺激提示(Routine)の開始時に1,終了時に0のイベントマークを送っている。
コード上のCOMの番号(下の画像だとCOM3)がBBTK USB TTL Moduleで設定したCOMの番号と一致することを確認する。それ以外の部分は丸々コピペでOK。
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